手錠をかけられた女性が、パトカーから落ちて死亡する事故が発生。当時のボディーカメラの映像が公開されました。警察官のドアの閉め忘れが原因とされています。
先月15日夜、ジョージア州で、ブリアナ・グリエーさん28歳が警察に拘束されました。グリエーさんは統合失調症を患っており、症状が悪化したことから母親が警察に通報。駆け付けた警察官がグリエーさんを拘束し、パトカーの後部座席に手錠をかけたまま乗せ、走り出して約30秒後にグリエーさんが車から落ちたということです。道路脇に横たわるグリエーさんに意識はありませんでした。その後、グリエーさんは病院に運ばれ、6日後に死亡しました。捜査当局は、警察官が後部座席の片側のドアを閉め忘れたことを認めています。グリエーさんはシートベルトを締めていませんでした。
遺族の弁護士は、グリエーさんは頭を打って亡くなるまで昏睡状態にあったとしています。遺族は、パトカーにドアが閉まっていない時などの警報装置の有無や当時の詳しい状況とその説明を警察に求めていくということです。